PORTAL的宮崎の山の楽しみ方 vol.03 | 宮崎県の主な山域と魅力

PORTAL的宮崎の山の楽しみ方 vol.03 | 宮崎県の主な山域と魅力

NakanoShogo

元々移住されてきた方や、Uターンで宮崎県に戻ってこられた方のご来店が目立つ僕らの店ですが、ずっと宮崎にお住まいの方もそうでない方も、遊びの話で盛り上がって、その時々でお伝えし忘れることもあるので、PORTAL的な宮崎県の山の楽しみ方をコンテンツにまとめて、宮崎県の登山やハイキング、または山の遊びを楽しもうという方の参考になれば幸いです。

また、ONLINE STOREは遠方の方にも多くご覧いただいているので、極力宮崎県にお住まいでない方がご覧いただいても、時におかしく、時に役立つよう、お楽しみいただけるように綴ってまいります。

記事が埋もれてしまわないように、どこかのタイミングで一覧でご覧いただけるようにいたします。

ここでは「これから山歩きを始めてみようか」という方向けに記載していきますので、慣れた方にとっては物足りない内容かもしれませんがご了承ください。

宮崎県の山

宮崎県の主な山域の場所

今回は色々と存在する山の遊びから、山を歩いて楽しむ登山やハイキングに限定して紹介します。

移住されてきた方は「どのあたりの山から行けば良いですか?」「みんなはどの辺りに歩きに出かけるのですか?」という質問を多くいただきます。

PORTALのある宮崎市は平野部なので、サッと30分圏内で行ける山は基本的に低山で、日常の体力作りを兼ねて歩く方が多く、宮崎県では主な山域は3つ
※もちろんここで記載のない箇所にも面白い山はありますが、ここでは主な山域を3つ紹介します。

大雑把に説明すると以下のようなイメージです。

霧島山系(きりしまさんけい)

韓国岳(からくにだけ)や高千穂峰(たかちほのみね)などで知られる霧島山系は、宮崎県と鹿児島県の県境に位置しており、宮崎県周辺の山では最も人の多い山域なので、初心者の方にも登りやすい山が存在します。
今でも活動している火山帯なので、活火山ならではな景観や植生などが特徴の山域。

祖母傾山系(そぼかたむきさんけい)

宮崎県で最も標高の高い祖母山(そぼさん)などをはじめとした大分県との県境に位置する山域で、岩の山などが目立つ山域。奥深さや険しさ、渓谷の美しさなどが楽しめます。
霧島山系と比較すると一気に歩く人は減りますが、鋭い岩の山など独特の景観が楽しめる山域。

九州脊梁(きゅうしゅうせきりょう)

九州の中でも1,500m以上の山々が連なっており、最も奥深さを感じると言えるエリア。
宮崎市周辺からは車でのアクセスが最も時間のかかるエリアではありますが、美しい原生林や奥深い自然が魅力な山域。

霧島山系は比較的観光的な山域で、登山者やハイキングを楽しむ方も多く、祖母傾山系・九州脊梁は少し慣れた方が主に楽しむというイメージを持っていただいて問題はないと思います。

九州で初心者が歩きやすい山

歩きやすい九州の山

「初心者でも歩きやすい山はどこですか?」という質問はよくいただきますが、基本的に観光者向けに整備されたエリアが最も楽しみやすく、九州以外のエリアから九州に移住されてきた場合は、上の画像にある阿蘇・くじゅう・雲仙・霧島・屋久島などは、整備されたルートやアクセスの良さなどがあり、歩きやすいと言えます。

※目的とするコースや天候などにより異なりますが、人が多く有名で、景色が良いというポイントを考えてお勧めする場合。

これから九州で山歩きを始めようという場合は、こうした有名な山域からが不安も少なく楽しみやすいと思います。

また地図でも分かるように、大分県・宮崎県・熊本県の三県は森林面積が多く、楽しめる山のアクティビティが多いのも魅力的。

少し話が逸れますが、紀伊半島・四国・九州南部とはるか昔には陸続きだったことで、同じ植物や動物が生息しており、こうして地形を見ながら色々なことを知るのも面白く、近年ではそうした動植物が絶滅危惧種になっていたりします。

九州・宮崎県で標高の高い山

九州で最も標高の高い山は屋久島に位置する宮之浦岳(みやのうらだけ)で、標高は1,936m。
九州本土に限定するとくじゅう連山にある中岳(なかだけ)で、標高は1,791mです。
宮崎県で最も標高の高い山は、祖母傾山系の祖母山で標高は1,756mです。

西日本で最も標高の高い山は、愛媛と高知の県境に位置する石鎚山(いしづちやま)で、標高は1,982mですので、九州や西日本に2,000m以上の山は存在していません。
そして九州は気候も温暖なエリアなので、年間を通して初心者でも楽しめる山が多く存在しているのが、個人的には九州の魅力のひとつだと思っています。

道迷いの多い宮崎県の山

「標高が高くない = 安全」というイメージを持たれやすい山のアクティビティですが、たしかに標高が高いが故のリスクは少ないですが、人気観光地ではない宮崎県の山は、道が不鮮明なルートも多く存在します。

また低山とされる標高の低い山の多くは、道が不鮮明なことも多く、山の遭難事故で最も多いのは道迷いによる遭難ですが、宮崎県の山はしっかりと整備が行き届いていない場所も多く「標高が低いから」という観点で気軽に山に出かけて遭難してしまうケースが目立ちます。

森林限界の上に出ることが多くないエリアのため、宮崎県に限らずですが、山のアクティビティを楽しむ上では読図(地図読み)や、ハイキングアプリなどの活用を行なって、しっかりと道迷いを起こさないことが大切です。

宮崎県の山の魅力

祖母傾山系にて

霧島山系・祖母傾山系・九州脊梁。
その他にも尾鈴山系、鵜戸産地、日南山地と歩いて楽しむ山は色々とありますが、宮崎県の山の個人的に思う魅力。

人が少ない

良いか悪いかは微妙ですが、人が少ないのは自然を楽しむのには大きな魅力です。
九州の中ではアクセスが遠い宮崎県は「良い山があれど人が少ない」と僕は思っています。
登山口を出発して出発地点に戻るまでの間に、誰も会わなかったなんてことは、さほどマニアックでない山でも頻繁にあります。
人気な山や観光地的な場所であれば、さすがに貸切状態は多くありませんが、非常に静かな中で気ままに楽しめるのは大きな魅力です。

熊がいない

そして、最近移住されてくる方々が口を揃えて言うのが「熊がいない」ということ。
なので、人がいない山を気ままに歩いていても、誰もいないテン場で眠っていても、クマに遭遇する心配はありません。

あとは、宮崎県の魅力というよりも山域ごとの魅力に近いと思いますので、また折を見て色々と魅力も考えてみようと思いますが「人が少なく熊がいない」というのは、山を歩くにも釣りをするにも良い条件です。

観光地化しているエリアは別として、人が少ないということは道も不鮮明であることが多く、純粋に自然を楽しむという点で言えば宮崎県の近隣に位置する山域は、非常に興味深く面白いものだと思います。

自然が近くにあるのに、静かでダイレクトな自然を体感できる

人が少ないエリアでは何かが起きた時のリスクに備える必要がありますが、それこそがアウトドアの大切な要素のひとつ。

誰とも会わず、気も使わず、自由。
自然が身近にあるのに、人が少なくて静かな自然を満喫できる。
そして、熊がおらず年間を通して温暖な気候なので、過度な心配を持たずに満喫できる。

楽しみ方や魅力は山域や遊びの種にもよって異なりますが「こんな近くで、こんなにシンプルなアウトドア活動ができる」というのが、僕個人的な宮崎県の山の魅力かなと改めて感じているところです。

山域ごとの楽しみ方などは、また折を見て書いてみようと思いますが、サクッと車で移動して喧騒としたエリアから離れて自然の中に身を置ける。
日常の生活習慣の中に、そうした時間を手軽に持ちやすいのは本当に素晴らしいことです。

独りで何にも気を使わずの時間もよく、パートナーや仲間と気ままな時間を過ごすにも、人目も気にせず自由に楽しめます。

注意:登山口までのアクセスが悪い場合も

宮崎県の山を歩いて楽しもうという場合、山によっては登山口から山頂よりも、登山口までのアクセスが難路だったりします...
登山口までのアクセスが、普通車でも問題ないのか。舗装路か未舗装路かは、宮崎県の山に出かける場合はチェックして方が良いかもしれません。(厳密には人気山域以外は、基本チェックするべきポイントです)

覚えてしまえば贅沢な場所がたくさん存在する宮崎県の山や山間部。
海も魅力的ですが、山もよし。せっかく宮崎県に来たなら(帰ってきたなら)、楽しまねばそんです。
宮崎に移住されてきた方も、帰ってきた方も、または「これから楽しもう」と考えている方も、宮崎県ならではな楽しみ方を、ぜひ満喫しまくってください。

ご相談は店頭でもお気軽に尋ねてくださいませ。

 


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