
TMR Industries "F.D. Stove Plain" | 軽量化と実用性に優れた固形燃料用ストーブ
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装備の軽量化。
「より軽快に」と、慣れてきたお客さまの多くが考えられることですが、様々な山の道具がある中で、ストーブも軽量化を考える上で検討するポイントのひとつだと思います。
アウトドアで用いられるストーブは、主にガソリン式のストーブ・ガスストーブ・アルコールストーブ・固形燃料ストーブとありますが、今回はその中で固形燃料を使用する軽量性と実用性を備えたストーブの紹介です。
植物由来エタノール燃料の使用に適したストーブ

F.D.Stove(Fauna Diversity:動物相の多様性)と名付けられた固形燃料用のストーブ。
STATICブランドで知られるSTATICBLOOM社が輸入代理店を務めるFIRE DRAGONの固形燃料の使用に最適化された設計の製品です。
人体に無害で野菜のクズから作られたバイオエタノールのFIRE DRAGONの固形燃料をしっかりと燃焼させるために苦労し、試作の繰り返しから作られたというストーブは、重量34gという軽量性で、アクティビティのお供としてとても役立ちます。
実際に使用する際には、単純に"軽さ"や"使い勝手の良さ"だけを実感して使い始めた道具ですが、こうした背景を知るとより興味深く、気楽に使って楽しめる使い手の背景にある"作り手"の方の努力を知ると改めて感謝するものです。
燃焼効率の高い二次燃焼

バイオエタノールで作られたFIRE DRAGONの固形燃料は、燃焼すると液体化する特徴があり、不完全燃焼時には煤を含むガスが発生することで、鍋底を煤だらけにするため、しっかりと完全燃焼させるためのバランスにとても苦労したとメーカーのコメントにあります。
実使用においては、そうした背景を知らずに単純な使い勝手の良さで使用していますが、F.D. Stoveは二次燃焼を行うことで燃焼効率を高くし、鍋底に煤が付着することを最低限に抑えられるそう。
また、燃焼効率が高く、燃焼時間も伸びることで、FIRE DRAGONをさらに使いやすくなるように作られています。
使用方法
1の蓋の上に、2を置いて3を被せる。
その状態が上の画像です。
そして固形燃料を必要量入れて着火するだけ。
至ってシンプルな使用方法です。
※ゴトクはついていませんので、他アイテムでゴトクを考える必要があります。
Stove Matの携帯もオススメします

こうしたストーブを使用する際は、地表へのダメージを発生させないようにストーブマットの使用をオススメしています。
STATICのSag Stove Mat(Solo)は、個人的にも愛用しています。
長時間の調理や、手の込んだ調理を楽しむという点では、ガスストーブの方が利便性では優れていますが、湯を温めれば十分な場合や軽量化という観点で、アルコールストーブや固形燃料のストーブの使用に切り替える方も多くいらっしゃいます。
多くの方が一定期間を遊び慣れてくる中で、装備の軽量化を考えるようになる印象ですが、ストーブの選択肢としてオススメな道具のひとつです。
また収納時はしっかりと蓋を閉めて携帯できるため、燃えカスなどをフィールドやバックパック内に落とすことがないのも安心です。
使用上の注意
本製品は軽量化を重視した設計のため、蓋とアウターのネジ部分が衝撃に対して弱くなっております。ネジ部にゴミが挟まっている状態で無理に閉めたり、無理な力でネジを締めると故障の原因となります。また、落下などの衝撃によりネジの機能が損なわれる可能性がありますので、取り扱いには十分ご注意ください。
野外以外での使用厳禁:一酸化炭素中毒で死亡する恐れがございます。
燃焼中倒れると火災が発生します。
金属加工の特性でとがった箇所やバリがあります。
ご使用前は上記に注意して中性洗剤で洗浄してください。
製作上、避けられない微細な傷があります。
軽量かつコンパクトで、快適に長い距離を歩いて楽しむ方のストーブの選択肢として、ぜひご検討くださいませ。
▶︎商品ページはこちら
TMR Industries "F.D. Stove Plain"
FIRE DRAGON "Solid Fuel 12 Blocks"
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