【Review】TOPO Athletic "Vista" | 快適かつ楽に山を歩くモデル

【Review】TOPO Athletic "Vista" | 快適かつ楽に山を歩くモデル

NakanoShogo

先日入荷したTOPO Athleticの"Vista"
ヒール部のスタックハイトが38mmというマックスクッションなシューズですが、早速僕も購入させていただいて使っています。

現状は40km弱を歩いた程度なので、1st Impressionという感じですが、気にされている方も多いため簡単なレビューを紹介。
購入を検討されている方の参考になれば幸いですので、所感を書いておきます。
また長く使っていく中で、いろいろと気づいたことは更新していきます。

マックスクッション

ヒール部のスタックハイトが38mmなTOPOのVista

最大の特徴はヒール部38mm、つま先部33mmという優れたクッション性かなと思っていますが、近年はソールが薄手で「足本来の機能を」という考え方が少し目立っている印象な中で、優れたクッション性のモデル。

個人的にはソールが薄いほど健脚な方向け、クッション性が高いほど健脚でない方や中長距離向けという大雑把なイメージでシューズを考えていますが、ケアを怠ると持病の腰痛が出る僕には適度なクッション性というのはありがたいものです。

元々はALTRAの"Olympus 275"がメインかなと思っていましたが、近年のALTRAの人気と言いますか、とてもニーズが増えていることで、必要な時に入手できないのも辛いものだなと、他のモデルも試して行こうといろいろ探していた中の1足です。

トレーニング用途や距離によっての使い分け

お客さまの中には、日常的なトレーニング山行ではソールが薄手で足裏感覚を鍛えつつ、中長距離を歩くには適度なクッションを入れたモデルを。と使い分けされている方も目立ちます。

遊び慣れてくれば、シューズとルートの相性なども判断がつくようになるため、様々なフィールドを遊ぶ方ほど、シューズは状況に応じて使い分けしている印象がありますが、僕も複数のモデルを状況に応じて使い分けています。

その中で、なんとなく中長距離か険しいエリアで使える印象を持って買ったVistaです。

デザイン

TOPO Vistaのデザイン

実はVistaに最も惹かれたのはデザインだったりするのですが、ジャマイカの国旗を連想させるようなMen'sのカラー。
レゲエ好きという訳ではないのですが、嫌いでもなく、Bob Marleyに没頭した時期もある僕としては、無意識に惹かれた印象のデザイン。

ついつい、GibsonのLes Paulを持っているBob Marleyを連想してしまいますが、意外とそんな理由で道具を選ぶこともある店主です。(もちろん必要最低限のスペックは大前提ですが)

行動時のクッション性

かかと部を包み込むようなクッション

ヒール部のクッションは、足を包み込むような設計。
日頃マックスクッションのシューズを使わない方にとって、これだけのクッションのシューズは最初は違和感と言いますか、不思議な感覚を覚えるかと思いますが、実際に履いて行動していますと、やはり楽。

そして適度な反発力があるため、跳ね返りの力が推進力に変わるようなイメージがあります。
山での行動時にヒールから接地することはあまり個人的にはありませんが、走るというユーザーの方が推進力を生み出すような設計を感じます。

そのため、スピーディーに中長距離の行動を楽しむ方にも、使いやすい印象です。

広すぎないトゥボックス

広過ぎないトゥボックス

シューズの足幅については、どうしても個人的な足の幅や好みにより印象が異なるので、あくまで僕の個人的な印象になってしまいますが、TOPOのシューズはゆとりを持ちつつも広すぎないという絶妙なトゥボックスの感覚を持っています。

そのため、トラバース時などにも足が比較的ブレづらいイメージ。
これは個人差のあるものなので、皆さまにとっても同じだとは言えませんが、この点はTOPOのシューズを気に入っている方からも同じ意見の多いポイントです。

反面、個人的には長い距離の行動ではアメリカ本国にあるWIDEモデルも試してみたいなと思ったりするポイントだったりしますが、少なくとも20km弱の行動では足の先が痛むということもなく、快適に歩かせていただきました。

センターからずれないシュータン

シュータンがセンターからずれない構造

そして個人的にありがたいのは、シューレースを通す箇所が上下に2箇所。
これによりシュータンがセンターからずれにくい仕様になっていまして、シュータンがずれることが個人的には不快なので、行動時にGOODだなと思っていたポイントです。

Vibram MEGAGRIP

VistaのソールはVibram MEGAGRIP

ソールに採用しているのはお馴染みVibramのMEGAGRIP。
岩場の多い険しいルートなどでも、高いグリップ力を発揮するため、安心して行動できる上にラグの感覚が適度に広いため、泥詰まりなども起こしにくい印象です。

Vibram MEGAGRIPを採用

ヒール部のソールも特徴的ですが、行動時の印象を考えるのを忘れていました...
どちらかというと、クッションの反発性の方が面白さを感じていましたので、また折を見て。

FKTインソール

VITSAにも採用されているFKTインソール

行動時に個人的に好きな、TOPOのFKTインソール。
クッション性を損なわず、水を持たない素材で作られており、シューズ内の快適性に貢献しているのは実際の着用時にも実感します。

つま先部

一点だけ、あくまで個人的な不安材料としては、上の画像の矢印の箇所が僕はどうやら擦っていることが多いようで、ちょうどカバーのない場所。
ソールがダメになるのが早いか、この箇所がダメになるのが早いかは、使ってみてチェックだなと思っています。

総評

あくまで個人的な総評ですが、元々は険しい山域の行動をするランナー向けに設計されたモデルですが、中長距離のサクサクとした歩きの行動にも非常に使い勝手が良く、優れたクッション性のおかげで関節に対する負荷の軽減にもつながっている印象。

足の型に合うかは個人差のある問題ですが、初心者の方の手軽な山からのハイキングにもチェックいただきたいシューズでもあります。

個人的には長めに歩いても関節の負荷が少なく感じられたイメージがあるので、また色々な場所やシチュエーションで試しながらチェックしてみたいと思います。

歩き始めは高いクッション性に不思議さを感じたシューズですが、使ってみると好印象なモデル。(そうだろうなと思って買ったのですが...)

気候もよくなり、長い距離や縦走・テント泊を楽しみに出かける方も増えますが、ぜひチェックしてみてください。

▶︎商品ページはこちら

TOPO Athletic "Men's Vista"

TOPO Athletic "Women's Vista"

 


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