LA SPORTIVA "Aequilibrium Hike GTX" | 軽量で軽快な行動を支えるエクイリビウムシリーズのMIDカットモデル

LA SPORTIVA "Aequilibrium Hike GTX" | 軽量で軽快な行動を支えるエクイリビウムシリーズのMIDカットモデル

SHOGONAKANO

スポルティバの"エクイリビウム"は、従来の登山靴と比較して革新的なモデルとして、初のモデルはコロナ禍に発表されました。
当時はどのブランドも新作発表が行えないような中で、敢えてこの時期に発表したスポルティバのスピリッツのようなものを感心した記憶があります。

現在ではスポルティバの中でも定番シリーズとなった"エクイリビウム"シリーズから、MIDカットで軽量なモデルとして登場したのが、今回紹介の"Aequilibrium Hike GTX"です。

近年はローカットのシューズが圧倒的に売れていますが、スポルティバは"登る"という目的において非常に信用できるシューズを世に出すメーカーであり、そんなメーカーの軽量なモデルの紹介です。

エクイリビウムシリーズの代名詞"ダブルヒール構造"

ダブルヒール構造

エクイリビウムシリーズが登場した時に革新的だと感じたダブルヒール構造。
このシリーズの代名詞的なソール形状ですが、歩行エネルギーの効率がよく、高い推進力を得られるように開発されています。
また下山時に斜めのヒール部分で地面を捉え、衝撃による筋肉疲労などを軽減する役割も果たしています。

これまでのシューズを見ても、LA SPORTIVAのシューズではソール開発にかける情熱が伝わってきて、実用性の高さとあわせて非常に興味深い特徴です。

高い通気性

高い通気性

エクイリビウムHIKEではライニングに高い熱放出性を持つGORE-TEX®エクステンデッドコンフォートを採用し、アッパーに耐摩耗・撥水性に優れたシンセティック素材を採用しています。

これにより温暖なシーズンや温暖なエリアでも、シューズ内の蒸れを軽減するように設計されています。
後にも書きますが、重装備での縦走や険しい岩場向きという訳ではなく、軽快に山岳エリアのハイキングコースでのテント泊や適度な重量での縦走を楽しめるような、個人的にはそんなイメージのモデルです。

ランドラバー

初期に発売されたモデルはつま先部にもシンセティック素材が配置されていましたが、つま先部はラバー素材に変更され、より耐久性に優れた仕様となっています。

ソール

エクイリビウムHIKEのソール

次にシューズの中でも大切なソール部分。
ラグの感覚も広く、悪路の歩行などにも安心度の高い設計です。

ソール:つま先部分

ソール先端部には、スポルティバの代名詞的な「Climbing Zone」はなく、こうしたポイントからも岩稜帯などを主目的としたシューズではない点が伺えます。
※岩稜帯で使えないわけではありませんが、より険しいルートでは、同社のトラバースシリーズなどの方が適した設計となっている印象です。

ヒール部分

ヒール部分は深く掘った溝が特徴の形状で、路面状況が悪い中でも高いグリップを発揮できるエクイリビウムらしい形状です。

テント泊を含めた歩くお供に最適なモデル

LA SPORTIVAの名シリーズとなるエクイリビウムシリーズ。
その中でもHIKEのラインは、名前の通り歩くことに特化したモデルで、15kgを超えるような重装備というよりも、比較的コンパクトに抑えたテント泊、険しく危険箇所の少ない縦走、そして中長距離のハイキングなどに最適に設計されているモデルだと個人的には考えています。

意外に足裏感覚もしっかりしており、高いグリップ力を持ちつつ、軽量かつ軽快な行動や、ローカットシューズでは足首に不安がある方などにオススメなモデルだと思います。

例えばテントや寝具を背負っての屋久島縦走など、極度な軽装備という訳ではないが、軽快さを重視しながらも、しっかり歩きたい場面に最適な1足です。

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LA SPORTIVA "Aequilibrium Hike GTX"

 


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