
尾鈴山(宮崎県都農町)を歩く|森と瀑布群、湧水の周回ハイキング
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今週の貴重な1日の定休日。
この日は森でも歩こうと数日前から「どこを歩こうかな」と考えていましたが、天気も少し微妙な予報だったので、モリッとした山の森を歩こうと宮崎県児湯郡都農町という場所に位置する尾鈴山(おすずやま)という山を歩いてきました。
尾鈴山(おすずやま)の概要
宮崎県都農町という場所に位置する尾鈴山は、標高1,405mの山で、PORTALから車で1時間ほどで行ける山です。
モリッと大きな山容で登山口の標高が約400mで高低差は1,000mほど。
降雨量が多く、美しい渓谷や瀑布群を楽しめたり沢登りのポイントとしても知られていたり、麓ではボルダリングエリアもあることで知られており、様々なアクティビティが楽しめますが、ヤマビルが多く生息していることで温暖なシーズンには敬遠する方も。
だからこそ、静かに歩けそうだなと出かけてきました。
今回のコース
今回は駐車場 - 登山口 - 尾鈴山 - 長崎尾 - 矢筈岳 - 白滝 - 駐車場と周回して15km弱のコースを歩いてきました。
展望が優れた山という訳ではないため、遠方から訪れる方と出かけることはありませんが、生活圏の近くに存在するにも関わらずしっかりとした森歩きが楽しめ、尾鈴山の魅力のひとつは個人的には森の美しさだと思っています。
新しいシューズのテストと湧水

どの道、定休日は山なり谷なりに行きたいものですが、今回は新たにALTRAの新作"Olympus275"を僕も買いまして、それをテストしてみようと。
テストと言うよりも、やっぱり新しい道具を手に入れたら皆さまと同様に、僕も楽しまずにはいられません...
そして、山麓ではこの山から湧き出る湧水を汲めるので、美味い水を持って帰ろうと出かけてまいりました。
駐車場 - 登山口

駐車場横には、欅谷(けやきだに)という美しい渓谷が流れており、沢登りの入渓点としても使われ、僕も沢登りをしていた頃は入りましたが、もう長らく沢登りはしていません...
今回はグルリと周回して歩くため、まずは駐車場から登山口まで小一時間のアスファルト道歩き。
道が悪く車両は通行止めになっており、歩いて登山口まで行くしかないのですが、道中には甘茶谷という谷の流れを見ながら歩けますので、適度な爽快感。

この谷もまた沢登りの入門編として知られる谷です。

そして小一時間アスファルトを歩いて、登山口に到着することには汗だく...
登山口からは、ひたすらに尾根を上がるのですが、すでに汗まみれ。

ここから山頂まで、黙々と尾根を上がります。
登山口 - 尾鈴山山頂

登山口から山頂まではひたすらに登り。
1合目-2合目と看板が山頂まで設置されていますが、10分も歩けば植樹された木も減り森の美しさを楽しみながら歩けるので、個人的にはあまり飽きることなく歩ける登山道。

そして5合目付近まで、ずっと近くでトラツグミが鳴いており、涼しげな声に癒されつつ歩いておりました。
さらには、途中では手が届くような近くでヤマガラがくつろいでくれたりと、ひたすらの尾根歩きも、森の中の面白さに飽きることのない時間。

機嫌の良さに、普段は撮らぬ花を写真におさめてみたり。

夏感満載な登山道を歩きながら、良い森だと思ってみたり。

頭を下げて鳥居をくぐって、神様に手を合わせたら山頂。

一般的なコースタイムで駐車場から山頂までは、2.5時間ほどだと思います。
山頂でひと休憩

今朝は朝食用に早起きしておにぎりを握ったにも関わらず、おにぎりを持ってくるのを忘れてしまい、朝食抜きだったので山頂でしばし休憩して軽食。

先日の日曜のイベントで、馴染みのお客さまが焼いてくれたスコーン。
この日のために取っておいたので、山頂で美味しくいただきました。
(さすがに岩に置くのは失礼かと、タオルを置いて...)

そしてこれもまた馴染みのお客さまから「山用に」といただいた梅干し。
「ミネラルたっぷり塩が山に良いですよ」といただいたものですが、非常にすっぱ美味い。
思い出すだけで唾液が出るレベルの酸っぱさでしたが、塩分補給してここから稜線歩きです。
森を楽しみながらの稜線歩き
元々展望の良い場所はあまりない山な上に、景色は真っ白だったので、ここからは森を楽しみながらの稜線歩き。

ちなみに、ここは最近遠方からも歩きにお越しになる方が増えた九州自然歩道のルート。
あちこちに看板が設置されています。

風があるので暑さは感じませんが、稜線も雲の中に入ったり雲が晴れたりで、時折真っ白。

数日前までの雨でジメジメ感も満載。
何か生き物でも居そうだなと探しながら歩いていますと発見。

ジムグリ発見です(無毒)
苦手な人はすみません...

そして毎度のことですが、少し愛でて楽しみます。
苦手な方、すみません...
そして、宮崎県はコウヤマキが自生する南限でもありまして、この界隈(正確には宮崎県西都市の山)が南限地。
この森を歩くといつもコウヤマキを眺めます。


そしてジャングル感満載な稜線を歩いて、複数のピークを歩いた後に登りとは別の道を降ります。

他にもたくさん写真撮るほど良い稜線。
巨木なども多く、良い森歩きが堪能できます。
瀑布群を歩いて駐車場へ

長崎尾・矢筈岳とピークを通った後は欅谷という谷の上流部へ下り、滝を眺めながら駐車場へと戻ります。
苔むした道を眺め、滝を眺めて、昔はトロッコ道だった跡を歩いて駐車場へ。

大きな山をグルリと歩いて、良い運動になった定休日でございました。
帰路で尾鈴山の湧水を

そして今回のもう一つの目的の湧水。 帰路で冷えた湧水で喉を潤して、持参していたボトルに水を入れて帰宅。

汗流してスッキリな定休日でございました。
皆さまも、オフの日にガッツリ遊んでリフレッシュできるよう願っております。
良き休日を過ごしてまいりました。
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